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2次試験対策(与件文を読む)

2次試験対策(与件文を読む)

 今回は与件文の読み方についてアドバイスを記載します。与件文の読み方はそれぞれありますが、効果があったやり方、無かったやり方を記載します。皆様も自分に合ったやり方を色々試してみてください。マーカーの使い方については、8月11日の環境分析について記載しました。こちらも併せてお読みいただけましたら幸いです。

【効果あり】

①各段落ごとに番号をつける
 与件文と設問文をリンクするときなど、重要な段落について意味づけをする際に段落番号をメモとして使いました。ちょうど文が始まる1文字ずれたところに番号を付けました。段落をつけることで設問で使用する段落がわかることで骨子の組み立てやSWOT分析の該当する場所が明確化されます。また段落が偏って使われていないか、抜け漏れがないのかチェックすることができます。

②事例Ⅲ 墨付きカッコ【】の活用
事例Ⅲは他の事例と異なり墨付きカッコがあります。最初は会社概要、生産概要、将来の展開などに区分してます。会社概要には今までの強みが形成し、将来の展開に活用される傾向がありますので強みと機会はここでしっかりとチェックしておきましょう。模範解答をよく読むと設問1と設問5(最終問題)がリンクされていると思います。墨付きカッコにはマーカーをつけて注意喚起しても良いかもしれません。なお、過去に墨付きカッコが無い問題が出題されたことがありましたので、この方法は絶対ではありません。

③与件文の接続詞に注意する
与件文に「しかし」「だが」などの接続詞が出てきたら要注意です。赤ぺんで囲むなど注意を払いましょう。従来の環境が変化したことを意味しますので、強みから弱み、機会から脅威など変化していることが推察されます。環境分析やドメイン、社長の想いの変化など起きていないのか確認しましょう。また句読点後の「」にも同様に注意しましょう!与件文を読み時に「あ、ここから展開が変化するな」と意識しながら与件文を読んでいきましょう。私はこれに気をつけるだけで与件文の理解が進みました。与件文に「なお」が出てきましたら出題者の追加情報と捉えて、設問文に活用することを前提に注意を払っておきましょう。

【効果無し】

①定規を使った段落やSWOT分析に線を引く
各段落に線を引いて段落を分けたり、定規で綺麗に線を引くのは効果が無かったです。段落を分ける際に線を引くことで確かに段落分けできますが、2、3行の段落もあるのでかえって線を引くと混乱しました。また綺麗に線を引くことに集中してしまい、SWOT分析に集中する意識が弱くなったため、定規を使うのは止めました。ただ問題冊子を破るのに定規は使いましたので、本試験では持っていきました。

②句読点ごとにスラッシュを引く
与件文の読み落とし防止のため、スラッシュを引いていくことを最初はしていましたが、作業をすることに意識してしまい、与件文が頭に入りませんでした。また、与件文を読み返した時、真っ黒になりかえって与件文が分からなくなってしまいました。

 以上、私にとって効果ありと効果無しになります。個人差もあるかと思います。皆様もいろいろ試してみてください。余談ですが試験開始に定規を使って線を引く人が隣にいました。かなりうるさいので与件文を読む際に集中できませんでした。本試験ではいろんなアクシデントがあります。長机で隣の人が消しゴムを使うと机が揺れる、なども経験しました。また筆圧が強く試験会場中に響き渡るノイズ、電卓を叩きまくるノイズ、試験開始直後に紙を破る音(一瞬何かの儀式かと思いました)、皆様もアクシデントがあっても普段通りに集中できる方法を考えてみても良いかもしれません。最後までお読みいただきましてありがとうございます。

投稿者プロフィール

uki-support
uki-support
2022年5月に中小企業診断士を登録しました。25年間製造業で技術者として従事し、2022年6月に退職して現在独立診断士として頑張っています。資格取得はFP3級、簿記2級、エネルギー管理士、QC検定1級です。趣味は旅行、写真、読書です。いろいろチャレンジしていきますので、ブログで紹介させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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