2次試験対策(設問文の理解)
今回は設問文の理解について記載します。過去の8月16日のブログにも記載させて頂いたのですが、設問文の理解を誤ると加点されず、点数を大幅に下げる恐れがあります。8月16日のブログについては、設問分析を中心に記載しました。今回はなぜ設問文の理解がずれが発生するのか、私の経験を踏まえて考えてみると「自分なりの解釈をしてしまう」ことが多かった気がします。
私の場合ですが、設問文の理解が難しくなると与件文の内容から外れ、自分の経験から解答を導いてしまう傾向がありました。具体的には平成26の事例 Iの与件文を読んでいて、「良品率が60%から90%に上がると記載されており、そもそも60%で生産して、いきなり90%になるのはありえるのか?」など考えてしまいました。「中途採用の最近昇進した課長がそこまで対応できるのか?」など変な方向に考えてしまい、答えが出せない経験をしました。変なところにこだわり、与件文の内容から逸脱したところで考えてしまいました。
与件文は今までの業務経験を忘れ、素直に読み設問文に問われていることを解答できるように心がけることで改善しました。改善方法として「傾聴」のスタンスで与件文を読んでみても良いかもしれません。与件文の内容は事前調査結果として捉え、本来自分が調査するところを代理人が調査してもらった内容として考えます。それを素直に受けとめて設問に対して答える。といった感じです。あくまでも調査結果の範囲内で考え、それ以外の深読みはしないといった感じです。設問文の理解から解答へのアプローチは模試や答練を通じて訓練をすることが有効だと思います。
設問文を完全に理解することは難しいと思いますが、自分がどのように考えて答えを導いたのかメモをして、後で模範解答を読みながら確認しても良いかもしれません。見える化して問題点を探すのも一つの方法だと思います。
最後に本日1次試験の運営管理と情報システムにおいて正解の訂正の報告が協会からありましたのでお知らせします。2問もあるとは驚きました。これで1次試験突破できるといいですね。1次試験の合格発表があるまで望みはあります。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
令和4年8月30日
令和4年度中小企業診断士第1次試験における正解の訂正について
一般社団法人 中小企業診断協会
令和4年 8 月6日(土)に実施した中小企業診断士第 1 次試験の「運営管理(オペレー ション・マネジメント)」の第3問について、正解として公表した選択肢が不適切であるこ とが分かりました。採点につきましては、受験者の方に不利な取り扱いにならないよう配慮し、第3問はすべ ての受験者の解答を正解として取り扱うことといたします。
また、令和4年 8 月7日(日)に実施した中小企業診断士第 1 次試験の「経営情報シス テム」の第6問について、正解として公表した選択肢が不適切であることが分かりました。 採点につきましては、受験者の方に不利な取り扱いにならないよう配慮し、第6問はすべての受験者の解答を正解として取り扱うことといたします。
受験者の皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、 今後、細心の注意を払い、再発防止に万全を期してまいります。
以上
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