自己理解・仕事理解
今回は自己理解・仕事理解について記載します。皆様が資格取得に向けて貴重な時間を費やしていると思います。資格を取得する目的としてスキル向上、達成感、転職、独立起業(士業)、昇進などあるかと思います。
私は資格を取得することで昇進、スキルの向上を目的としてきましたが、資格を取得しても会社での評価は少額の奨励金、わずかな人事評価でした。前職では資格を取得しても活躍できる部門もなく、周囲の評価も期待以下でしたので、資格取得の目的を独立起業の方向に変更しました。
30代は技術者としてエネギー管理士、品質検定1級を取得し、40代は起業に向けて簿記2級、中小企業診断士、FP3級(診断士合格後)を取得しました。そして中小企業診断士の実務補習を受けた後に会社を辞めました。企業内診断士として副業も考えたのですが、手続きが複雑なことや副業収入が低額しか認められないことから、資格が活かせないと思い企業内診断士は諦めました。
また自分として今まで取得してきた資格と業務経験を組み合わせて、自分しかできない特徴を生み出せるかもしれないと考え独立しました。
独立したことで将来の不安はありますが、後悔はしておりません。ただ、独立する前に自己理解・仕事理解をもう少ししておけばよかったと感じています。自分の性格が職業としてどれくらい適合しているのか、また自分はどのような環境で仕事をしたいのか、などよく理解しておいても良かったと思います。あまりにも情報が無い中で勢いで辞めてしまいました。
皆様も今の職業を続けるのか、独立するのか、転職するのか、など検討されているかと思います。そこで二つのツールを紹介します。
1.日本版O-NET(職業情報提供サイト)jobtag
サイトの紹介です。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)(愛称:job tag(じょぶたぐ))(※)は、「ジョブ」(職業、仕事)、「タスク」(仕事の内容を細かく分解したもの、作業)、「スキル」(仕事をするのに必要な技術・技能)等の観点から職業情報を「見える化」し、求職者等の就職活動や企業の採用活動等を支援するWebサイトです。 まだ就業経験のない方や再就職先を探している方が、どんな職業があるのかいろいろな切り口から探したり、その職業ではどんな仕事内容・作業が一般的に行われ、どんなスキルや知識を持った方が働いているのか調べたりすることができます。また、学生のキャリア形成を支援する方、求職者への職業相談・職業紹介を行う方、企業内の人材活用に取り組む方に活用していただける様々な機能も搭載されています(ホームページ参照)。
実際に試してみたのですが、職業経験が少ない方が向いているのかもしれません。長年仕事をしてきた方にとっては的外れかもしれません。
2.キャリアインサイト
キャリアインサイトはハローワークのみで実施できます。利用にはハローワークの登録が必要になります。またシステムの準備に多少時間がかかりますので、事前に連絡をした方が良いです。
サイトの情報です。
当機構ではこれまでに、18歳から34歳程度の職業経験の少ない若年者を対象とした「Career In★Sites(キャリア・インサイト)」と、35歳以上で職業経験のある求職者の方を対象とした「キャリア・インサイトMC(ミッド・キャリア)」を開発してきました(ホームページ参照)。
先日、キャリア・インサイト(キャリア・インサイトMC)を受けてきました。自分の職業に対する考え方もこのままで良いことが実感できました。対人関係が億劫な性格だと思ったのですが、意外にもストレスがなく対応できることを数値で確認できました(自分ができないと思っていただけでした)。またデータや情報を管理したり分析する能力に自信があることもわかりました。これも自分では気がつかなかった強みになります。A4用紙15ページくらい出力されますのでかなりの情報量です。RIASECの分析もあり、自分が希望する職業と照合することも可能です。キャリア・インサイトは2種類選択ができます。私は35歳以上のためキャリア・インサイトMCを選択しました。ハローワークではどちらを選択するのか説明がありませんでした。事前にホームページ「独立行政法人労働政策研究・研修機構のキャリアインサイト」で確認した方が良いです。
参考までに私のRIASECの結果を示します。
興味 | 興味レベル (私の場合) | 必要とされる | 能力 レベル | 適合性 |
現実的(ものを扱う)「R」 | 3 | スポーツ&エクササイズ ハンドメイドメイキング | 3 5 | ◎(興味は平均、自信はある) |
研究的(研究・開発)「I」 | 5 | リサーチ&アナライズ ハンドメイキング | 5 5 | ◎(興味も自信もある) |
芸術的(創造的活動)「A」 | 3 | リサーチ&アナライズ アート&クリエイト | 5 2 | ○(興味も自信も平均) |
社会的(人と接する)「S」 | 2 | リーダーシップ ボランティア&サポート | 3 3 | △(興味はないが、自信は平均) |
企画的(企画・管理)「E」 | 3 | リーダーシップ プランニング | 3 5 | ◎(興味は平均、自信はある) |
慣習的(事務的処理)「C」 | 4 | ボランティア&サポート コンピュート&アカウント | 3 3 | ◎(興味あり、自信は平均) |
アート&クリエイトは低いですが、研究的、企画的な業務なら自分の特徴が発揮できるかもしれません。現在、データアナリストの通信講座を9月から受講していたので、潜在意識として興味があったのかもしれません。
今回は外部ツールを使った自己理解と仕事理解についての内容でした。最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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