生産管理について
今回は生産管理について記載します。2次試験についての考え方や取り組み方について全て伝えました。あとは学習計画に基づいて繰り返し精度と速度を高めていきましょう。2次試験の不安はあるかと思いますが、勉強に集中すれば大丈夫です。安心して毎日勉強を続けましょう。直前になりましたらまた記載します。
今日からしばらくは私が読んだ書籍など紹介します。気軽に読んでいただければ幸いです。今回ご紹介するのは「トヨタ生産方式 大野耐一著」です。この本はトヨタ生産方式がどのように生まれたのか理解できるとても勉強になる書籍です。時代背景も含めてとても読み易いです。生産効率を上げる考え方は製造業だけではなく、サービス業、小売業でも使えると思います。ぜひ皆様も読んでみたらいかがでしょうか。トヨタ生産方式の有名なキーワードをご参考までに紹介します。
①7つのムダ
生産現場の無駄の分類として「つくり過ぎのムダ」「手待ちのムダ」「運搬のムダ」「加工そのもののムダ」「在庫のムダ」「動作のムダ」「不良品をつくるムダ」になります。削減するムダも優先順番になっています。まず改善するにはつくり過ぎのムダであり、需要供給のバランスやボトルネック行程を無視した部分最適化においてつくり過ぎの無駄が発生することで、死蔵在庫や仕掛品の増加、製造原価の上昇などが発生します。製造行程を全体に管理し、モノの流れを見える化して滞留を減らす必要があります。
②原因より真因
原因の向こうに真因があり、真因を掴むためには「なぜ」を繰り返す必要があります。真因を改善しないと有効なアクションに移れません。いわゆるなぜなぜ分析です。
③ロットを小さく、段取り時間の短縮化
生産工程の平準化にはロットを小さくする必要があり、段取り替えが頻繁に発生します。段取り作業の作業を訓練によって改善してきたことが書かれていました。生産効率を上げるには小ロット化を図ることがポイントです。
今回は一部の紹介ですが、その他にも「かんばん」「稼働率と可動率」「生産の平準化」など多くのことが記載されています。運営管理で作業改善で学習してきた内容はこの書籍で確認できます。書籍の付録に主要用語辞典として用語24が記載されていますので、お時間が無い方はここだけでも読んでみたらいかがでしょうか。電子書籍でも読めますので便利です。時々再読すると新たな気づきがあり、とても為になる書籍です。最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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