事例Ⅳ最終確認
本試験に向けて最終確認をしていると思います。体調管理や勉強の追い込みで大変だと思いますが、頑張っていきましょう。ここで最終確認として事例Ⅳについて記載します。
事例ⅣはCVP分析、NPV、経営分析、ROI、企業価値など多岐に渡った問題が出題されます。最近は変則型CVPだったり、デューデリジェンスに関連した問題など出題されてきました。また昨年のNPVはかなり難易度が高い問題でした。
今までこのような難しい問題に対して、何度も解き直して解答プロセスをご自身なりに理解してきたと思います。難しい問題を解くのも大事ですが、簡単な問題にも解き直してみましょう。
過去に模試や答練で経験したのですが、簡易的なCVP分析の問題や経営分析が解けない現象がありました。原因としてはCVP、経営分析を疎かにして企業価値やNPV、ディシジョンツリーななど比較的難易度が高いものを中心に計算をしていたため、解き方の感覚が鈍ってしまったことが考えられます。試験中の緊張から急に解答プロセスが思い浮かばないことがありました。またCVP分析で営業利益段階なのか、経常利益段階なのか、理解せず計算していたためミスをしました。簡単な問題だからこそ、取りこぼしがないように確認していきましょう。
ここから事例Ⅳの本試験での失敗を記載します。
①時間配分のミス
問1の経営分析は15分で終わらせ、問2以降は20分以内で終わらせるところ、問2に30分時間を割いてしまい、残りの問題を10分から15分で解くことになり、見直しができないことがありました。次の問題に行くのか、それともこのまま問題を解くのか、判断基準が明確ではなかったため、時間だけが過ぎてしまい焦りのあまり問題に集中できなかったことがありました。初見で問題が難しそうであれば、すぐに次の問題に移るなど判断基準を明確化した方がよいです。事例Ⅳは比較的得意科目になっていたので、「最初から解けばだいじょうぶだろう」といった慢心がありました。そのため、かえって問題を全体に読み通すことができなくなっていました。
②最後にあきらめた
「受験校で必ず1問くらいは解けない問題があるので捨てても良い」などのアドバイスがありました。実際にNPVの計算が面倒な問題があり、途中の計算で終わらせ見直しに多くの時間を割いてしまいました。「7割くらい取れるから大丈夫だろう」と気持ちが緩んでしまいました。後で再現答案をしたとき、実は解けていた問題でした。そのため数点が加算されず、2次試験が不合格になってしまいました。あの時最後まで食いしばって問題を解いていたら正解にたどり着いていたと思い、悔いの残る結果でした。事例Ⅳが終わるころ頭が疲れており、最後まで集中で出来なかったことが敗因でした。終了のベルがなるまで最後まで頑張れる気力は当時の自分にはなかったです。
以上から簡単な問題を再確認する、できないと思ったら実は解ける、捨て問は無い、など攻めの姿勢で事例Ⅳを最終確認していきましょう。最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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