×

時間の活用

時間の活用

 今回は時間の活用について記載します。診断士になると研修会があり、多くのベテラン診断士の方とお会いする機会があります。こうした先生方のお話を聴くことで今まで自分が気が付かなかった知識・考え方を得ることができます。先日プロコンに参加し、その時にリーダーについての説明がありました。プレゼンには推薦図書が掲載されていましたので早速、書籍を購入すると、その書籍には数々の日本のリーダーについての話がありました(この書籍の内容については、別の機会で紹介させていただきます)。書籍には、土光敏夫さんがありましたので、個人的に気になったので「土光敏夫 信念の言葉」を購入して読んでみました。
 この土光さんが書かれた信念の言葉ですが、初版が1989年7月17日になります。当時の行政改革について土光さんの意気込み(執念)が感じられます。質素倹約で生活を慎み、日本の経済(経国済民)を立て直した業績は真のリーダーだと思いました。33年前に書かれた書籍ですが、今でも色褪せない内容でした。「人生について」「経営について」「行革について」の3つの構成になっています。人生論から始まり、会社経営と続き、最後には行政改革とスケールが大きくなります。全体としてとても読みやすく、電子書籍でも購入は可能です。ぜひ皆様も今の時代と照らし合わせて読んでみたらいかがでしょうか。いろいろな気づきが得られると思います。今回はその中の一つを紹介します。

「午後六時から十時が勝負」
 『パブソンという人が過去100年間に世界で実業界で活躍した人々を調べて「その人が成功した要因は、彼らが例外なしに、会社が終わってからの時間が大切だと思っている点に求められる」といっている。つまり、成功の要因は、会社での時間中にはなく、私生活での時間中にあるというわけだ。午後六時から十時までの四時間を漠然とレジャーに過すか、たとえ一時間でも勉強に当てるかが、長い間に大きく水をあけるのだ。』

 以上が記載されていました。仕事から帰宅し、疲れている中で資格取得に向けて学習している皆様は会社でも活躍している方々だと思います。弛まぬ努力はいずれ希望を掴むと思います。ちなみにこの文章の最後には、『実は、レジャーの中にも、勉強が含まれていることを、特にいっておきたい』があり、ユーモラスのある内容で締めくくられています。土光さんの文章は重みがありますので、時間を見つけて1ページでも読んでみても良いかもしれません。勉強を継続するのは大変だと思います。時々、こうした書籍を紹介させていただきます。最後までお読みいただきましてありがとうござます。

投稿者プロフィール

uki-support
uki-support
2022年5月に中小企業診断士を登録しました。25年間製造業で技術者として従事し、2022年6月に退職して現在独立診断士として頑張っています。資格取得はFP3級、簿記2級、エネルギー管理士、QC検定1級です。趣味は旅行、写真、読書です。いろいろチャレンジしていきますので、ブログで紹介させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

コメントを送信

CAPTCHA