社長のことば
今回は社長のことばについて記載します。最近、プライベートで仕事と関係ない社長とお会いする機会があり、数時間ほど食事をしながら社長の考えを聴きました。社長は孤独で不確実な中で意思決定をしており、気苦労があることを感じ取れました。話を聴いてもらうだけでも嬉しいみたいでした。傾聴して、受容・共感してあげることが大事だと思いました。以下、ご参考まで社長のことばを記載します。
1.ニッチな業界を探せ
中小企業(特に小規模事業)は後発では勝てない。大手がやらないニッチで勝負する。先発優位性を確保し、業界の先駆者になれること。ただし、先を見すぎてもダメ。時代の流れを意識して参入するタイミングが必要である。これは行動しないとわからない。
2. 担当者に「改善」と言っても担当者は動かない
作業者は今までやってきたやり方を変える理由が無いと思うから、人から言われても変える気にならない。そのうち、改善活動の会議にも出席しなくなる。人を動かすのは思っている以上に難しい。
3. 価格競争になったら負ける
親会社から下請企業への価格要請は強い。親会社から自立した経営ができるように差別化製品の開発など絶えず考え行動する。
4. 販路を確保せよ
いくら良い物を開発しても販路が無くてはダメ。販路が無い場合は販路を持っている企業に自社の製品を取り扱ってもらうこと。ただし、魅力ある製品と信頼関係を構築すること。
5.普段から創造性を鍛えよ
ニュースや新聞、雑誌から新しい事業が生み出せないか常に考えること(実現性のある新規事業)。勉強に終わりない。
など、いろいろ教えていただけました。内容として書き出してみると、診断士で勉強した内容(事例文や白書)と同じようなことが含まれていました。中小企業の実状からしても同じようなことに問題を抱えていることだと思います。これを診断士のようなコンサルでも考えてみると以下になるかと思います。
1.ニッチな業界を探せ
⇒ 誰もやらないようなコンサル、もしくは自分しかできないコンサルは何か?
2.担当者に「改善」と言っても担当者は動かない
⇒ クライアントがその気になる支援活動はどうすればよいのか? 自分が思う以上に動かない。
3.価格競争になったら負ける
⇒ コンサル料金の低価格化はやめ、自分の強みを活かした相手が求める支援を行う。
4.販路を確保せよ
⇒ 自分のホームページが無い場合もしくは認知度が低い場合は、プラットフォームなどに登録して認知度を高める、もしくは交流会など参加して人脈を広げる。
5.普段から創造性を鍛えよ
⇒ 問題意識をもって知識を補充したり、研究会に参加して先輩方のプレゼン力や内容を吸収する。
独立して半年になりました。自分の強みを再度見直して頑張っていきます。最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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