2次試験対策(文章力を高める)
暑い日が続きますが、皆様体調は大丈夫ですか?1次試験が終わり、それぞれの学習方針を決めているかと思います。今回から数回に分けて2次試験対策について記載させていただきます。既に2次試験の受験を経験されている方、初めての方など様々いらっしゃるかと思います。ここでは文章力を高める方法として、写経を紹介します。写経は2次試験の模範解答をひたすら原稿用紙に写し、文章の型を体に染み込ませる学習方法です。地味な学習ですが、文章力を高める効果があります。是非、毎日の学習に取り入れてみましょう。
2次試験は文章力と計算力が求められます。私は毎日、写経と計算問題を続けました。実際に写経を行うに当たり、写経のお手本は予備校の2次試験の模範解答や参考書など、どれでも構いません。注意点として、2次試験の設問を読んで、自分が納得した模範解答を選びましょう。
試験日程が近づくと過去問を解く時間に重点が置かれるため、写経を軽視しがちになりますが、最後まで写経を続けましょう。続きまして写経のやり方について私の方法をご紹介します。
①書くスピードを速くする(時間短縮化訓練)
これは単純に書くスピードを速くすることです。注意点としては字が読めることです。相手(採点者)を意識した文字になります。字が読めないと採点されません。文字の大きさはマス目からはみ出さず適正な大きさであること、文字は薄くなく相手が読みやすいこと、など気をつけながら速く書くことを意識します。私はストップウオッチを使って自分の書く速度を毎回測定していました。まずは500文字を15分以内で書けることを目標にしました。
書く速度が速くなれば試験中に考える時間や計算時間を長くすることができます。80分の試験時間は予想以上に短いです。タイムマネージメントを意識した写経を実施しましょう。写経で文字をミスしたときは消しゴムを使いましょう。また、シャープペンの芯が折れることもあります。その際、全ての時間をカウントしましょう。文字のミスを無くすにはどうすればいいのか、シャープペンの芯が折れない方法はどうすればいいのか、など改善点も考え、次回の写経に活かしましょう。「速く」「綺麗に」「精確」に書く方法を自分なりに見出しましょう。
②キーワードや論理構成の理解
これは設問に対して模範解答がどのように解答されているのか理解するための写経になります。設問文と与件文の内容を理解しながら写経します。100文字の中での文章構成はどうなのか、文字数の配分はどうなのか、どのキーワードが入っているのか、キーワードの根拠が与件文から導き出せるのか、解答文章の内容は重複していないのか、など考えながら写経します。文章力を高めるにはお手本を理解することが大事です。気に入ったフレーズがあれば暗記しましょう。
私は①、②をしばらく続けた後、最終的には①だけやりました。写経には色々なやり方があるかと思います。今回はあくまでも私の紹介になります。ぜひ皆様のやり方に合った方法で続けてみてください。最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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