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2次試験対策(添削について)

2次試験対策(添削について)

 今回は添削について記載します。今年から受験校のお手伝いをしています。今まで1次試験対策模試や今年の本試験解説など、少しですが執筆させていただいております。最近は2次試験対策として添削もしております。今回は添削したときの感想についてご紹介します。なお、詳細な採点方法については受験校間による違いや、誤解を招く恐れがありますので記載いたしません。ご了承下さい。

感想①:文章の読みやすさ
 限られた時間の中で500文字以上を書くのは大変だと思います。初見の与件文を理解し、設問に適した内容を記載するので、どうしても考える時間が多くなり、書く時間が少なくなります。その中で、文字を大きく、しっかりと書かれている方の文章はとても読みやすいです。反対に、走り書きは理解するのが難しいです。「文字の綺麗さには採点に影響しない」と受験校に言われましたが、明らかにキーワードが読めないと採点に影響があるかもしれません。受験校は落とす試験ではないので加点しますが、本試験は落とす試験になりますので、文字はなるべく読みやすいようにしたほうが良いです。毎日、写経をすることで、早く・綺麗に書けるようになります。写経については8月9日のブログに記載しておりますので、ご参考のほどお願いします。最終的に本試験採点者が判断するのは答案用紙に書いた文字だけです。答えに導いたプロセスまでは汲み取ってくれません。

感想②:SWOT分析と設問の一貫性を意識している
 設問1はSWOT分析の強み、弱みを求め、最後の設問で将来の事業展開を述べる問題があります。特に事例Ⅱ、事例Ⅲがその傾向があります。強み活かして機会をつかむことで将来の事業展開ができます。事業展開に書かれた内容は経営資源(強み)を使いますので、その辺を意識して書くことで一貫性のある解答になります。対策としては設問1のSWOT分析は問題冊子にメモ書きにしておき、他の設問を最初に書いておき、最後に設問1を書くのも一つの手段です。解答骨子を作成する際にドメインを意識することで、より精度の高い解答ができます。ドメインについては8月13日のブログに記載してあります。

感想③:添削の時間と労力が予想以上に大変である(私の場合)
 添削をするには、まず問題を所定の80分を使って自分で解きます。解答解説と合わせて自己採点をします。自分が気付かなかった論点などチェックし、受講生が添削時に同じような間違いをしていないか、確認していきます。添削時の部分点を合計し、何度も採点に計算ミスがないか注意を払います。この時期は1点でも皆様は欲しいと思いますので、神経をとがらせて添削しています。そして、なるべく加点対象を探していきます。添削コメントについては直接答案用紙に書かず、一度PCに打ち込んで文章を確認してから、解答用紙へ転記します。私の場合ですが、1枚あたり45分から60分かかっています。他の講師の方はわかりませんが、私の場合はそれだけ時間を掛けています。

 文字を綺麗に書くのは大変ですが、丁寧に書く意識をすれば大丈夫です。9月に入ると模擬試験が始まります。「採点者に読みやすい文字で、SWOT分析をもとに設問間の一貫性を意識した解答」を試してみてください。まだ添削作業の途中なので全て終えたときに気が付いた点を記載します。最後までお読みいただきましてありがとうございます。

投稿者プロフィール

uki-support
uki-support
2022年5月に中小企業診断士を登録しました。25年間製造業で技術者として従事し、2022年6月に退職して現在独立診断士として頑張っています。資格取得はFP3級、簿記2級、エネルギー管理士、QC検定1級です。趣味は旅行、写真、読書です。いろいろチャレンジしていきますので、ブログで紹介させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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