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2次試験対策(設問分析)

2次試験対策(設問分析)

 今回は設問分析について記載します。ブログを書き始めて予想以上にご覧いただきありがとうございます。稚拙な文章ですがご了承ください。私が2次試験の学習で効果があったのは、今まで記載してきた内容の「写経」「計算」「環境分析」「ドメインの意識」になります。与件文をいかに解析し、記述するかになります。あとひとつ重要なのは「設問分析」になります。設問文の内容を理解し、与件文と1次試験の理論を組み合わせて解答へと導きました。設問の内容を分析できないと該当する与件文の文章の選択の誤りや、作問者や採点者の期待する解答とズレた内容などにより加点されない恐れがあります。
 最初は2次試験は解いている時は何を書いて良いのか分からなかったり、書いたとしても模範解答を読むと大きくズレていることがありました。また、試験が終わって模範解答や解答解説を読むと納得するのですが、なぜ試験中にここまで思いつくことができないのか、など自分の実力不足を実感しました。一つ原因として、設問文の分析が甘く、与件文を活用していなかったことが考えられます。そこでご参考までに私の設問文の分析方法を以下に述べます。

①設問文を句読点で分割する
 ・設問文の文章を精読するため、句読点で線をひき、読み飛ばしを防止する。
 ・(1)、(2)と別れている場合、大問と線を結び(1)、(2)が繋がりを意識する。

②「これ」「それ」「あれ」などの指示語は何を示しているのかマークする
 ・設問文に指示語があれば直前の言葉を示している場合が多いので、文章を後ろから確認する。
 ・与件文の内容を示していないのか細心の注意を払う。

③設問文のキーワードから思いつく1次試験の論点をできるだけ書く
 ・組織構造、組織文化、生産統制、日程計画など設問文で求められる論点をできる限り書き出す。
  このとき解答に使う、使わない関係はありません。論点が出てくるのかが重要です。

④設問間のつながり(一貫性)を確認する
 ・設問1から設問5まで一貫した解答になっているのか確認する。
 ・文章やキーワードの重複、もれ・抜けがないことを確認する。

⑤模範解答を確認する
 ・実際に問題を解いてみて、①から④を再度確認し、その後に模範解答を見てズレを調整する。  (2次試験を今年受ける方は①から④まで行い、模範解答を見ながら論点が合っているのか検証してみましょう)

 設問文の分析ができれば、本試験で解答する際に大きなズレは無くせます。設問文はしっかり理解して、設問間の繋がりを意識しましょう。また、与件文で出てきた弱み(W)や経営者の思い、課題について解決している内容になっているのか確認しましょう。設問分析は時間をかけて納得するまでやりましょう。この時期はまだ時間を掛けても大丈夫です。安心して勉強しましょう。2次試験は知識の記憶から論点を導く勉強になります。いつでも与件文と設問文、そこから導く解答を考えましょう。私は「これが設問文が問われているから、この論点が必要だし、それは与件文のあの場所にあったなぁ」など時間を見つけては考えていました。慣れてくると面白いですよ。最後までお読みいただきましてありがとうございます。

投稿者プロフィール

uki-support
uki-support
2022年5月に中小企業診断士を登録しました。25年間製造業で技術者として従事し、2022年6月に退職して現在独立診断士として頑張っています。資格取得はFP3級、簿記2級、エネルギー管理士、QC検定1級です。趣味は旅行、写真、読書です。いろいろチャレンジしていきますので、ブログで紹介させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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